2019/11/16

アリエルンステラ 近況報告@石橋ステーブル 2019.11.16

◆事務局から

本日、オークヒルファーム内にある石橋ステーブルに
アリエルンステラと会いに行って参りました。

石橋ステーブルスタッフからは、
アリエルンステラは、入厩した時には筋肉が硬くなっていましたが、水曜日に再度獣医師に診てもらったところ、だいぶ柔らかくなっていたことから、笹針治療は行わずに、筋肉注射や補液治療を行い、乗り運動を加えながら筋肉を柔らかくしていくことにしました。

気性は、真面目で前向きで、人が大好きで、
隣の馬を世話している時は、自分も触ってと顔を近づけてきます。
やきもちを焼くくらい人懐っこい仔です。
騎乗者の指示にも従順で乗りやすい馬との評価です。
また、臆病で用心深いところもあります。

しかし、身体的には、左トモが弱く、短期間での調教強化が真面目に取り組むことから心身ともにきつくなりテンパってしまい、臆病な面からゲート内でガチャガチャと大人しくできなくなったんだと推察できます。
気性が悪いのではなく、真面目すぎるが故の事象だと思います。

馬体はバランスが良く、
騎乗した感覚からは、跳びが大きく背中が柔らかく、スピードのあるような感じがします。
走る雰囲気を持った馬が当ステーブルの評価です。
慌てず大切に育てていきたい馬です。

成長タイプは遅いと思います。
3歳秋以降に良くなってくるような感じがしますが、現在左トモのウィークポイントを強化していけば、全体的な成長が望めると思います。
逆に言えば、左トモの弱さが身体全体の成長を止めているとも考えられますので、留意して取り組んで行きたいです。

人間の子供と一緒で、長所を伸ばすことと、やる気にさせる進め方で調教を進めて行けば競馬に対する取り組み方が違ってきますので、このことを最重要と位置づけ日々取り組んでいます。

こちらに滞在している時は、しっかりと精神的にはリラックスしてもらい、ゆっくり目に長目を乗り込んで下地を作っていきたいと考えています。
また左トモの筋力強化も意識しながら進めて行きます。
とのことでした。

気性が成長して、ゲート内でもしっかりと待てるようになってくれれば、おのずと結果は付いてくると考えております。
来年の復帰戦まで、しばらくお待ちください。
よろしくお願いします。